2015-11-18 140字ss 君の笑顔は柔らかくも秋の夜長のような情緒あるモノだった。 それは少し刺激が強かったらしい。君から目が離せなくなった。嗚呼、このまま失明してしまいたい。 はっきり角膜と網膜に焼き付けたまま瞼の裏で永遠にその笑顔だけを見ていたい。恋をした、とある秋の小雨の傘の中。 僕は雨粒に君を見つけた。